弁護士コラム

プレゼンにおける「話す技術」

ビジネス・スキル
執筆者
弁護士 宮崎晃

弁護士法人デイライト法律事務所 代表弁護士

所属 / 福岡県弁護士会・九州北部税理士会

保有資格 / 弁護士・MBA・税理士・エンジェル投資家

プレゼン私たちは、プレゼンを行うとき、ついつい「自分が話したいこと」を優先してしまう傾向があります。
しかし、プレゼンにはそのゴール(目的)があります。したがって、優先すべきは「聴き手をゴールに導くためのストーリーラインを考える」ということです。

このゴールへの導き方については、こちらをごらんください。(「ビジネスにおけるプレゼン技術」)

また、せっかく素晴らしいストーリーラインや華麗なスライドを準備しても、それが相手に届かなければ、プレゼンの効果は減少してしまいます。

そこで、プレゼンを聴き手に効果的に届けるためのポイント、すなわち、「話す技術」について、ご紹介します。

なお、この「話す技術」は、「デリバリースキル」とも呼ばれています。これは、プレゼンターが持っている情報・想いを相手に「届ける」という面に着目したものです。

デリバリースキルは、次の5つに大別されます。

  • 姿勢
  • 動作
  • ジェスチャー
  • 表情
  • 話し方

それぞれの項目ごとに基本的なチェックポイントをまとめると、次のようになります。

 

姿勢

安定した姿勢で、存在感を示す

Check
□ 背筋は伸び、胸を張っているか?
□ 足幅は肩幅より少し広めになっているか?
□ つま先が正面やや外側を向いているか?
□ 左右の足に均等に体重をかけているか?
□ 体が前後左右に揺れず軸を意識しているか?

 

動作

堂々と振る舞う。ゆっくり、大きく

Check
□ 動く、動かないをはっきり意識しているか?
□ ダイナミックに歩いているか?
□ 必要以上に動き回っていないか?
□ 聴衆に近づいているか?

 

ジェスチャー

自分の想いを上半身に乗せる

Check
□ 手は腰より高い位置をキープしているか?
□ 手振りは大きく振る舞っているか?
□ スライドを指す際、肘や指先は伸びているか?
□ 無駄な動きをなくしているか?

 

表情

一人ひとりに、表情でも語りかける

Check
□ 笑顔で話しているか?
□ 表情を固定せず、思いが表情に乗っているか?
□ アイコンタクトをとれているか?
□ 顔(目)だけでなく、体も向けているか?
□ 広く全体に視線を送っているか?
□ アゴを上げすぎ/引き過ぎていないか?

 

話し方

聴き手の理解を助ける話し方を意識する

Check
□ 大きな声を出しているか?(ボリューム)
□ 緩急をつけているか?(スピード)
□ 抑揚をつけているか?(トーン)
□ クリアに発音しているか?
□ 末尾を言い切っているか?
□ スライドをつなぐ接続詞を予め決めているか?
□ ひげ言葉(「えー」「あのー」等)を抑えているか?
□ 重要ポイントで反復しているか?
□ 間合いを意識して取っているか?

 

皆さまのデリバリースキルは、いかがでしょうか?

一つ注意してもらいたいのは、上記はあくまで基本ということです。

プレゼンには様々な種類、ゴールが考えられます。

例えば、事業再生計画の発表において、社員に危機意識をもってもらいたいとき、社長は笑顔ではなく、真剣な表情をした方がよいとも考えられます。

また、学校などで、先生が生徒との間にフランクな関係を築きたいとき、背筋を伸ばして立つのではなく、机に腰をかけたりすることもあると思いいます。

大切なのは、

基本を意識しつつ
■「今、どのようなモードを作り出したいのか
に合わせながら
自分らしいプレゼンテーションを行う

ということです。

 

 


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