弁護士法人デイライト法律事務所 パートナー弁護士

ハラスメントとは、「嫌がらせ」や「いじめ」などを意味する言葉です。
代表的なハラスメントに、パワハラやセクハラ、マタハラがあります。
これらのほかにも、「〇〇ハラ」と呼ばれる言葉はたくさんあるため、この記事でご紹介します。
この記事では、各ハラスメントの分類や、詳しい概要について、ハラスメント問題に詳しい弁護士が詳しくお伝えします。
目次
ハラスメントとは

ハラスメントとは、発言や行為によって、個人の尊厳を傷つけ、不快にする「嫌がらせ」や「いじめ」全般を指します。
「ハラスメント」という言葉は、今や職場における最も重要なリスク管理キーワードの一つです。
しかし、次々と新しい名称(フキハラ、ロジハラなど)が登場する中で、「結局、何がどこまで許されるのか?」と混乱している方も少なくありません。
重要なのは、ハラスメントが単なる道徳的な問題ではなく、法的義務を伴う「企業リスク」であるという点です。
近年、法改正により企業に求められる防止措置の基準は厳格化しています。
【2026年最新】ハラスメントの種類一覧表
ハラスメント(harassment)の、英語の本来の意味は、「嫌がらせ」や「いじめ」などです。
このようなハラスメントには種類があり、「〇〇ハラスメント(〇〇ハラ)」と呼ばれるものには、以下の一覧表のようなものがあります。
| ハラスメントの名称(略称) | 内容 |
|---|---|
| セクシャル・ハラスメント(セクハラ) | 性的な言動により、相手に対して不快感を与える嫌がらせ |
| パワー・ハラスメント(パワハラ) | 職場における優越的な関係を背景とした言動により、労働者の労働環境を害する嫌がらせ |
| マタニティ・ハラスメント(マタハラ) | 妊娠・出産・育児に関する言動により、女性労働者の就業環境を害する嫌がらせ |
| パタニティ・ハラスメント(パタハラ) | 男性が育児時短や育休を取得したことで受ける不利益や嫌がらせ |
| アルコール・ハラスメント(アルハラ) | 飲酒に関する嫌がらせや迷惑行為 |
| スモーク・ハラスメント(スモハラ) | 非喫煙者にたばこを勧めたり、不可避的にたばこの煙にさらしたりする嫌がらせ |
| モラル・ハラスメント(モラハラ) | 人格否定など倫理や道徳に反した嫌がらせ |
| カラオケ・ハラスメント(カラハラ) | カラオケに関する嫌がらせ |
| スメル・ハラスメント(スメハラ) | 臭いにより人を不快にすること |
| リモート・ハラスメント(リモハラ) | リモートワークにまつわる嫌がらせ |
| テクノロジー・ハラスメント(テクハラ) | IT に関する知識に乏しく、IT 機器やネットワークなどの取り扱いが不得手な人に対して行われる嫌がらせ |
| 時短・ハラスメント(ジタハラ) | 労働時間を減らすことを現場に求めながらも、具体的な提案はなく、現場に丸投げする嫌がらせ |
| リストラ・ハラスメント(リスハラ) | 辞めてほしい(リストラしたい)労働者に対して嫌がらせを行い、自主退職を促すこと |
| カスタマー・ハラスメント(カスハラ) | 顧客が企業に対して理不尽なクレーム・言動 |
| エンジョイ・ハラスメント(エンハラ) | 楽しさを押し付ける嫌がらせ |
| 就活終われ・ハラスメント(オワハラ) | 企業の採用において、自社に来てほしいため、求職者に就職活動を終えるよう誘導・強制する嫌がらせ |
| エイジ・ハラスメント(エイハラ) | 年齢や世代が違うという理由による嫌がらせや差別的な言動 |
| ケア・ハラスメント(ケアハラ) | 働きながら介護を行う人々に対する嫌がらせ |
| ハラスメント・ハラスメント(ハラハラ) | 正当な行為をハラスメントだと主張する嫌がらせ |
| アカデミック・ハラスメント(アカハラ) | 大学職員・研究者が職員・学生に行う嫌がらせ |
| マッチング・ハラスメント(マチハラ) | 婚活アプリの利用者に対する嫌がらせ |
| ワクチン・ハラスメント(ワクハラ) | 各種ワクチンの接種を強要する嫌がらせ |
| 事後・ハラスメント(ジゴハラ) | ハラスメント調査終了後、当事者に向けられる嫌がらせ |
| ロジック・ハラスメント(ロジハラ) | 形式的な正論により相手を追い詰める嫌がらせ |
セクシュアル・ハラスメント(セクハラ)
セクシュアル・ハラスメント(セクハラ)とは、他の者を不快にさせる職場における性的な言動、職員が他の職員を不快にさせる職場外における性的な言動を指します。
「性的な言動」とは、性的な関心や欲求に基づくものをいい、性別により役割を分担すべきとする意識に基づく言動や、性的指向や性自認に関する偏見に基づく言動も含まれます。
具体例
- 彼氏、彼女、結婚生活などのプライベートの話を根掘り葉掘り聞く。
- 不必要なボディタッチをする。
パワーハラスメント(パワハラ)
パワーハラスメントとは、職場において行われる、①優越的な関係を背景とした言動であって、②業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより、③労働者の就業環境が害されるもの、のことをいいます。
上記の①から③までの3つの要素を全て満たすものがパワハラに該当します。
具体例
- 「お前はクズで仕事もできない、何一つ良いところがない。」などと言う。
- およそ達成できないノルマを課す。
マタニティハラスメント(マタハラ)
マタニティハラスメント(マタハラ)とは、女性労働者が、職場において、妊娠・出産・育児に関し、
- 妊娠・出産したこと
- 産前産後休業・育児休業などの制度利用を希望したこと
- これらの制度を利用したこと
などを理由として、同僚や上司等から嫌がらせなどを受け、就業環境を害されることをさします。
具体例
- 「妊娠ばっかりで全然仕事していないじゃん」などと言う。
- 法的に認められる育児休業の申請を却下する。
パタニティハラスメント(パタハラ)
パタニティハラスメント(パタハラ)とは、男性が育児時短や育休を請求したり取得したりすることで不利益な扱いや、嫌がらせを受ける行為、言動をさします。
出産・子育てに関して、女性が受けるハラスメントを「マタハラ」、男性が受けるハラスメントを「パタハラ」と区別することができます。
男性が育児に参加するための育休取得や短時間勤務制度の利用、フレックスタイム制度の活用に対して、妨害や嫌がらせをすることは、パタハラにあたります。
具体例
- 「男で育休なんて取ってどうするの?仕事サボりたいだけでしょ?」などと言う。
- 育休を申請した方に対して、育休取得を理由とした退職勧奨をする。
アルコールハラスメント(アルハラ)
アルコールハラスメント(アルハラ)とは、飲酒にまつわる嫌がらせ行為のことです。
以下のような行為はアルハラに該当する可能性があります。
- 飲酒の強要
- イッキ飲ませ
- 意図的な酔いつぶし
- 飲めない人への配慮を欠くこと
- 酔ったうえでの迷惑行為
- スモークハラスメント(スモハラ)
スモークハラスメントとは、望まない喫煙・受動喫煙により、喫煙者が非喫煙者に対して健康被害や健康不安を生じさせる行為のことです。
以下のような行為は、スモハラに該当する可能性があります。
- 上司から喫煙を強要される
- 打ち合わせや飲み会の場で上司・同僚が喫煙し、たばこの煙を吸わされる
- 喫煙者が休憩から戻った際、タバコの臭いを充満させる
- たばこの煙を吹きかけるという嫌がらせ行為を受ける
- モラルハラスメント(モラハラ)
モラルハラスメントとは、道徳や倫理に反する嫌がらせ行為です。
言葉や態度によって相手の心を傷つける精神的な嫌がらせはモラハラに該当します。
無視する、暴言を吐く、嫌みを言うなどの言動はモラハラにあたります。
カラオケハラスメント(カラハラ)
カラオケハラスメントとは、歌うことが苦手な人に強制的に歌わせる行為によって、不快感を与えることです。
会社のイベントなどで、上司から若手社員が受けるおそれがあるハラスメントです。
スメルハラスメント(スメハラ)
スメルハラスメントとは、臭いに関して周囲の人に不快感を与える行為のことをさします。
リモートハラスメント(リモハラ)
リモートハラスメントとは、リモートワーク環境で起きるハラスメントの総称です。
以下のような行為は、リモハラに該当する可能性があります。
- メイクや髪型、体型・服装について言及する
- webカメラに全身を映すように要求する
- 執拗に業務外の連絡を繰り返す
- 家族や恋人などの同居人に関することを聞く
- バーチャル背景の利用を禁止され部屋の中を見せるよう言われる
- テクノロジーハラスメント(テクハラ)
テクノロジーハラスメントとは、ITの知識があまりなく、パソコンやスマホなどのデジタル機器をうまく使いこなせない人に行われるいじめや嫌がらせです。
ITリテラシーの高い人が低い人に対し、侮辱したりわざとPC操作が必要な業務を割り振ったりするなどの行為が該当します。
時短ハラスメント(ジタハラ)
時短ハラスメントとは、残業の削減に関する具体的な方策がないまま、上司が部下に対して定時退社を強要することなどを指します。
具体的な対策がないまま退社を強要すると、従業員の持ち帰り業務などのサービス残業が増え、業務が遅延するおそれもあります。
リストラハラスメント(リスハラ)
リストラハラスメントとは、リストラの対象となっている人に対して、主に自主退職するように仕向ける嫌がらせのことです。
リストラ対象者の上司や、周囲の同僚が理不尽な振る舞いをしたり、突然仕事を取り上げて何もやらせないなどの行為は、リスハラに該当する可能性があります。
カスタマーハラスメント(カスハラ)
カスタマーハラスメントとは、顧客や取引先などからのクレーム・言動のうち、当該クレーム・言動の要求の内容が妥当性を欠いているもの、また当該要求を実現するための手段・態様が社会通念上不相当であり、それらによって従業員の就業環境が害されるものをいいます。
具体例
- 店員に「お前なんてアホだ。店員なんて辞めてしまえ。」などと言う。
- 誠実な対応をしている会社に対して、SNSで会社の誹謗中傷をする。
エンジョイハラスメント(エンハラ)
エンジョイハラスメントとは、本人の意思を無視して、仕事などを楽しむよう強要してしまうことをいいます。
就活終われハラスメント(オワハラ)
就活終われハラスメントとは、企業が新卒採用において内々定を出した学生に、以降の就職活動を終えるよう働きかける行為や、内定を出す条件として長期的に学生を拘束する行為のことを指します。
エイジハラスメント(エイハラ)
エイジハラスメントとは、年齢や世代が違うことを理由にした差別的な言動や嫌がらせのことを指します。
ケアハラスメント(ケアハラ)
ケアハラスメントとは、介護休業や、介護時短制度の取得にまつわる嫌がらせや不利益取扱いのことを指します。
ハラスメントハラスメント(ハラハラ)
ハラスメントハラスメントとは、正当な行為に対して「ハラスメントだ」と、主張する嫌がらせ行為のことを指します。
上司が部下を指導したり、注意したりすることに対して、部下がハラスメントだと訴えるケースなどは、ハラハラに該当する可能性があります。
アカデミックハラスメント(アカハラ)
アカデミックハラスメント(アカハラ)とは、大学を始めとした教育機関にて、所属する職員が自身の権力を不当に行使することで、ほかの職員や学生に対し精神的または肉体的苦痛を与えることをいいます。
マッチングアプリハラスメント(マチハラ)
マッチングアプリハラスメント(マチハラ)とは、職場環境などにおいて、他者の恋活・婚活アプリの利用にかかわる情報を周囲に言いふらしたり、プロフィールを許可なく第三者に広めるなど、利用者または利用検討者に対し、苦痛や不快な思いをさせる行為をいいます。
ワクチンハラスメント(ワクハラ)
ワクチンハラスメント(ワクハラ)とは、新型コロナウイルスのワクチンなどを未接種の人に対して接種を迫ったり、接種しないことを責めるような言動を取ったりすることをいいます。
事後ハラスメント(ジゴハラ)
事後ハラスメント(ジゴハラ)とは、ハラスメント調査後に回答内容次第で不利益な取り扱いをする嫌がらせのことをいいます。
ロジックハラスメント(ロジハラ)
ロジックハラスメント(ロジハラ)とは、正論を盾に相手を追い詰める言動・嫌がらせのことをいいます。
ハラスメントの種類は多すぎ?会社が対策すべき重要ライン
厚生労働省が重要視するハラスメント
厚生労働省が対策を強化しているハラスメントとして、以下のようなものがあります。
- パワハラ
- セクハラ
- マタハラ
令和2年6月1日に改正・施行された、労働施策総合推進法、男女雇用機会均等法及び育児・介護休業法により、職場におけるパワーハラスメント防止のために、雇用管理上必要な措置を講じることが事業主の義務となりました。
また、職場のセクシュアルハラスメント対策、妊娠・出産・育児休業・介護休業等に関するハラスメント対策は事業主の義務です。
会社のリスク管理として把握しておくべき「その他のハラスメント」
カスハラ
カスタマーハラスメントの防止対策については、厚生労働省をはじめとした検討委員会により、対策マニュアルが作成されています。
そのため、カスハラ対策については会社としても関心を持つべきです。
モラハラ
モラハラは、パワハラと似た概念であり、厳密な区分けが難しいものです。
パワハラ対策は義務化されているので、モラハラも内容によっては会社が把握しておかなければいけないハラスメントということになります。
ジェンハラ
ジェンハラとは、ジェンダーハラスメントの略で、性別の固定観念に基づく差別や嫌がらせのことをいいます。
例えば、「女性だからお茶汲みをすべき」などの言動がジェンハラにあたります。
ジェンハラとセクハラは重複する部分もあるため、会社として放置するのは危険ですので、対策が必要と考えられます。
ハラスメントが招く4つの経営リスク
以下、ハラスメント全般に言える4つの経営リスクについて説明いたします。
法的リスク
ハラスメントを放置していた場合は、会社側は従業員から安全配慮義務違反や不法行為責任という民事上の賠償責任(従業員に対してお金を払わなければいけないこと)を負う可能性があります。
また、加害者も従業員の場合、会社は使用者責任として民事上の賠償責任を負う可能性があります。
人材の流出
ハラスメントが多く発生する会社では、真面目な従業員、優秀な従業員ほど退職を考えるきっかけになります。
ハラスメントの放置は、人材の流出を招く可能性があります。
組織の生産性低下
ハラスメントが起きると、欠勤者や休職者が出る可能性があり、仕事が回らなくなることが考えられます。
また、管理職や役職者の方も、事情聴取や処分検討などのハラスメントの対応に追われ、本来注力すべき事業に時間を割くことができなくなります。
企業価値(ブランド)の毀損
ハラスメントが起きる会社だと噂になれば、会社のイメージダウンとなります。
イメージダウンとなれば、新入社員が減ることや、その会社のサービスを受けなくなるということもあり得、最終的には売上の減少に繋がることもあります。
会社が実施すべきハラスメント防止策
会社が実施すべきハラスメント対策については、以下のようなものが挙げられます。

①ハラスメントに対する会社の考え方の周知等
就業規則などで、ハラスメントを許さない旨や、ハラスメントに対して厳正な処罰があり得る旨を記載するなどが考えられます。
②ハラスメントの相談窓口を設置する
会社内や会社の外部(弁護士等)にハラスメントの相談窓口を設置し、相談を受けた際に適切な対応をすることが求められます。
③ハラスメント研修を行う
ハラスメント研修などを行い、ハラスメントの加害者にならないための防止策や、ハラスメントが起きた場合の対処法などについて、従業員に理解してもらうことが重要です。
④再発防止策の検討
仮にハラスメントが起きてしまった場合は、その原因や会社の組織体制を見直し、ハラスメントの再発防止策を検討することも必要です。
ハラスメントが発生した際の会社の対応フロー

①ハラスメントの相談・通報
被害者よりハラスメント窓口や上司にハラスメントの相談や通報などの申告があったときに、当該事実を会社側が把握することになります。
②関係者への事情聴取と証拠の調査
被害者、加害者、第三者などに事情聴取を行い、事実関係の有無の確認や時系列の整理などを行っていきます。
また、収集済みの客観的証拠の内容も検討し、事情聴取した内容と照らし合わせてハラスメントに該当するかどうかの事実認定を行います。
【ハラスメントに該当すると判断した場合】
③加害者への懲戒処分・配置転換の検討
ハラスメントに該当すると判断された場合、被害者と加害者を引き離すための加害者(場合によっては被害者)への配置転換を検討します。
また、行為の内容が許し難いもので看過できない場合、懲戒処分なども検討することになります。
【ハラスメントに該当する場合】
④被害者へのフィードバックとメンタルケア
被害者へ事実認定の結果及び(必要に応じて)配置転換・懲戒処分などの結果をフィードバックします。
また、被害者と面談などを通じてメンタルケアを行い、しっかりと業務しやすい環境になるよう配慮します。
⑤社内環境の再発防止措置
最後に、今後同様のハラスメントが起きないよう、再発防止措置を行う必要があります。
再発防止措置は、上記でも解説したとおり、①アンケート調査を実施し同様の事案がないか確認する、②懲戒処分をしたことを公表する、③就業規則の整備、④ハラスメント研修の実施などが挙げられます。
なお、ハラスメントの事実が確認されなかった場合でも、可能な再発防止措置を行うべきと厚生労働省の指針で示されています。
【ハラスメントに該当しないと判断した場合】
⑥被害者・加害者への丁寧な説明
ハラスメントに該当しないと判断した場合には、被害者や加害者に対して、可能な範囲での情報を与えた上で、該当しないと判断した結果やその理由を説明します。
社内研修に使える!面白い・珍しい種類のハラスメント
お菓子ハラスメント(オカハラ)
お菓子ハラスメントとは、特定の人にだけお菓子やお土産を配らず、不快な思いをさせてしまうことです。
また、旅行に行ったときに会社へのお土産購入を強要することも、お菓子ハラスメントにあたります。
エアコンハラスメント(エアハラ)
エアコンハラスメント(エアハラ)とは、エアコンの温度設定による嫌がらせのことを指します。
社内でエアコンを使用する際、体感温度の違いから温度設定をめぐって人間関係に不調和が起き、温度設定が身体に合わず我慢を続けたため体調を崩してしまうことがエアハラにあたります。
フォトハラスメント(フォトハラ)
フォトハラスメント(フォトハラ)とは、スマホなどで撮影した写真を無許可でSNSにあげられ、相手に不快な思いをさせることをいいます。
社内や知人同士でイベントなどを開催するときには特に注意が必要です。
イベント後に活動報告をSNSでシェアするケースもあるかもしれませんが、「写真を撮られて問題のある方はお申し付けください」と一言断りを入れることがフォトハラ防止のためには大切です。
ハラスメントの種類についてのQ&A

三大ハラスメントとは何ですか?
職場のハラスメントには主に、パワーハラスメント(パワハラ)、セクシュアルハラスメント(セクハラ)、 妊娠・出産に関するハラスメント(マタハラ)があり、3大ハラスメントとも呼ばれています。これらのハラスメントは、企業にとっても、職場環境の悪化や生産性の低下、 人材流出などを招く可能性があるため、大きな損失につながるリスクがあります。

ハラスメントの種類の数は?
ハラスメントと言われるものは現在50種類を超えています。中でも主なハラスメントの種類は以下のとおりです。
- パワーハラスメント(パワハラ)
- セクシャルハラスメント(セクハラ)
- モラルハラスメント(モラハラ)
- マタニティーハラスメント(マタハラ)
ハラスメントに該当するか否かは、その定義に該当しているかどうかを確認することが重要です。

ハラスメントの種類は多すぎでしょうか?
「〇〇ハラ」と呼ばれるハラスメントの種類が多すぎると感じている方もいらっしゃると思います。なお、厚生労働省は職場におけるハラスメントについて、
- ① 優越的な関係を背景とした言動
- ② 業務上必要かつ相当な範囲を超えたもの
- ③ 労働者の就業環境が害されるもの
この3つすべてを満たすものと定義しています。
したがって、この定義に該当する行為は、ハラスメント問題に発展するおそれがあります。
重要なのは、他人を不快にさせる・嫌がる行為をしない/させない環境を作るということです。
まとめ
この記事では、各ハラスメントの分類や、詳しい概要についてお伝えしてきました。
企業には各種ハラスメントトラブルに対して適切な理解及び対応が求められています。
どのような行為がハラスメントに該当するのか、実際に発生したハラスメント問題に会社がどのように対処・対応すればよいのかについては、専門家である弁護士に相談されることがおすすめです。
弁護士によるハラスメント研修などを実施することで、ハラスメント問題を事前に予防することができます。
また、実際に発生したハラスメント問題に対する適切な対応についても、弁護士から適切なサポートやアドバイスを受けることができます。
デイライト法律事務所は、会社側のハラスメント問題の経験豊富な労働事件チームがあります。
ZoomやGoogleMeet等を用いたオンライン相談も承っており、全国対応をしておりますので、経営者や人事担当者の方はぜひ一度デイライト法律事務所にご相談ください。


