弁護士コラム

セグメンテーション

マーケティング
執筆者
弁護士 宮崎晃

弁護士法人デイライト法律事務所 代表弁護士

所属 / 福岡県弁護士会・九州北部税理士会

保有資格 / 弁護士・MBA・税理士・エンジェル投資家

セグメンテーションとは

スーパーマーケットすべての消費者が自社の製品を買ってくれる、企業にとって、これはいい響きですが、現実離れしています。

人々のニーズは多様です。そのため、すべての消費者が買ってくれる製品を開発しようとすれば、製品コンセプトが曖昧となったり、価格が高すぎたりして、結局は売れなくなる可能性が高いでしょう。

他方、一人ひとりのニーズに合わせた製品・サービスは、オートクチュールなどの特殊なビジネスを除けば経済的に見合わなくなりますし、「他人がもっているから欲しい」という消費者の心理にも応えられません。

どんなに良い製品やサービスであっても、全消費者をターゲットにしていては、経営資源は早晩枯渇してしまいます。

そこで、マーケティングでは、セクメンテーション(市場細分化)が有用となってきます。

これは、不特定多数の集団を、マーケティング戦略上、同質として考えられる小集団に分け(セグメンテーション)、そして、一定のマーケティング活動に同じように反応しそうな特定セグメントに照準を合わせて(ターゲティング)、経営資源を集中投下する手法です。

 

セグメンテーション変数

雑貨セグメンテーションは、通常、顧客の属性や価値観、購買行動、使用パターンに関するリサーチを行い、因子分析などを行いながら、いくつかの共通項でグループ分けをしていきます。

このセグメントに分けるときの切り口を、セグメンテーション変数といい、変数の例としては以下のものがあります。

変数 セグメント例 製品例
1 地理的変数

・国、地方

・気候

・エリア特性

 

・九州、福岡など

・寒冷、季節など

・都市部、郊外など

 

・九州限定じゃがりこ明太子味

・花粉対策グッズ

・福岡ウォーカー

2 人口動態変数

・年齢

・性別

・家族構成

・所得

・職業

 

・少女、中年、高齢者など

・男女

・既婚、未婚など

・年収1000万円以上など

・サラリーマン、主婦など

 

・週刊少年マガジン

・女性誌(女性自身)

・家族向けプラン

・ベンツ、BMW、レクサス

・主婦の友

3 心理的変数

・ライフスタイル

・パーソナリティ

 

・健康志向、都会型など

・新しもの好き、保守など

 

・健康食品

・情報サイト

4 行動変数

・求めるベネフィット

・使用率

 

・経済性、機能性、プレステージなど

・ノンユーザー、ヘビーユーザー

 

・ロレックス

・化粧品お試しセット

 

上記のような変数に分け、顧客プロファイルを明確にしていくことで、顧客ニーズに合った製品は何か、どんなマーケティング施策をとるべきか、といった戦略を検討しやすくできます。

 

 


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